巨人の澤村投手の長胸神経麻痺は球団トレーナーの鍼施術により起きたもので、球団が澤村投手に謝罪したという驚きの報道が9月10日にありました。

これに対して、9月21日には鍼灸9団体による的確な公開質問状が作成され球団に送られました。

11月号の医道の日本誌では、かなりの紙面を割いてこの件について検討しています。堺鍼灸師会の学術講習でお世話になっている、当会会員の尾崎朋文先生も、解剖学の見地より意見を述べておられます。質問状への正式な回答前ではありますが、特集記事の数々には、それはないやろう…という空気が満ち満ちておりました。

しかしながら、11月7日付の公開質問状に対する回答は、必要なことは書いてはいるけれども、極々当り障りのないものになっておりました。

これでは、ただでさえひょろついている鍼灸に対する風評被害を払拭する力はなく、一部の人の鍼のイメージを悪くし、修正されることなく残ってしまう可能性は十分あります。

せめて患者さんを含め身近な人達には、信頼回復のために回答をきっちり意訳して、理解していただきましょう。「巨人軍は鍼灸の効果を認め、お抱えの鍼灸師がおり、原因がはっきりしないことで鍼灸の名前を出してしまったけれど、もちろん今後も鍼灸を継続する」てな感じですね!

質問状と回答は日本鍼灸師会のHPに掲載されております。 (http://www.harikyu.or.jp/)